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桂米朝 [展覧会]

「人間国宝 桂米朝とその時代」特別展が昨1月28日から姫路にある兵庫県立歴史博物館で始まった。
米朝チラシ32.jpg
姫路博32.jpg
 その開会式に招かれ出席した。
 満89歳で没して3月19日で丸2年になる上方落語の巨人・米朝師匠ゆかりの地姫路でこの展が開かれるのは当然だが、この博物館には師匠の3男・中川渉(わたる)さんが学芸員として転勤してきたばかりで、偉大なる父親の足跡の展示を担当したことも不思議な巡り合わせでだ。
 この日も会場で展示品の解説をしていたが、身内のことだからエピソードソードも加わって楽しかった。
米朝二男.jpg
 1階ロビーで故米朝師匠そっくりのアンドロイドが迎えてくれる
米朝アンド32.jpg
 会場に入ってすぐに人間国宝の認定書額があり、その横に私の絵があった。
これは35年前に大阪サンケイホールで「猫の忠信」を演じた時の高座姿を舞台の上手ソデから速描したもので、師匠57歳、私46歳お互い脂が乗りかけた時代だ。
 この絵は、サンケイ企画、社長室に飾ってあったものだが、ホールの建て替えで行方不明になっていたので偶然2ヶ月前に出てきて手許に帰ってきた珍品だ。きっと故・米朝師匠のお名指しで出てきたものだろう。
米朝展32高座作品.jpg
 展は、生い立ちから始まって、落語への想いを持って上京、軍隊へ入隊、先代米團治への入門と動いてゆく。
 それらの展示資料を見ながら、この方はメモ魔でありそれを資料として大事に保管しておられることに驚嘆した。
 私もそれに属するものだがとてもその比ではない。
 東京時代の師匠正岡容補作、中川清(米朝師匠の本名)作の新作落語台本や名作「一文笛」の生原稿など枚挙に暇がないほどの貴重品が並ぶ。
一文笛生原32.jpg
 米朝宅に入り根こそぎ資料を洗い出し多くの発見をした小澤紘司さんの努力には頭がさがる。
 百聞は一見に如かず、ぜひ出かけて欲しい。
 知人、藪田 貫氏が館長を務めるこの博物館は新装なった姫路城の北にある。
 帰りに、長男・桂米團治師匠の案内で名古山霊園お墓にも参ってきた。
 姫路市名誉市民に与えられる市からの墓地にコメの字をかたどった立派なもので字の五、六画のところが左右に開き、腰掛けるようになっていて師匠と酒を酌み交わせるようになっているのは流石だ。今度は1升瓶を下げていこうと思う。米朝墓32.jpg
 
 
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