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本 [友]

滋賀県にあるかっての学童集団疎開地の親友・野村しづかずさんが、こんな本を上梓しました。
野村本32.jpg
同じ歳の彼は、兵庫県川西から祖父の郷里に縁故疎開で移り、私たち集団疎開児の隣の字(あざ)からおなじ国民学校で学びました。
 終戦後、関西電力に勤めていた時の彼に偶然に知り合い、疎開地をたびたび訪れる私は大変お世話になり「時空の旅」展の応援者の一人です。
 東近江市教育委員会の委員長まで勤めた彼は、すでに祖父を登場人物にして明治時代に生きた人々を描いた歴史小説「明治の風」を出し、装幀は不肖私がさせていただきました。
明治の風32 .jpg
 今回の「雪辱」は、彼の母校である滋賀県立彦根東高校が彦根藩の藩校「弘道館」の流れをくむもので、徳川幕府の大老・井伊直弼は彦根藩主だったことに所以しています。
 この本の包みを解いた時に目に飛び込んできたのは「司馬遼太郎への返歌」の文字で、「何と大上段に振りかぶったな」と思いましたが、あとがきの目的を読むと明治以後続く根強い薩長歴史観による幕末史、特に井伊大老への見方を史料に基づいて正していきたいということと、彦根藩士が主君直弼の仇討ちをしたという史実を知ってほしいということとあります。
 今の中学校の歴史教科書の「薩長史観」にも?を持ち、愛読者でありながらも故・司馬遼太郎さんの井伊直弼に関する「史観」には納得できないと書いています。
 ハルピンで死んだ伊藤博文の遺体にかける経帷子を縫った祖母を持つ(明治の風にあり)野村さんの真説、史実にもとづく小説をご一読ください。
 サンライズ出版刊、1700円+税(電0749ー22ー0627) 発売は1月10日過ぎから各書店
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